紙窓:

概要

本研究で提案する「紙窓」は静電容量式タッチパネルディスプレイ上に押さえつけるだけでアプリケーションを起動し,使用可能な紙製のインタフェースである.穴の空けられた,もしくは一部が透明になっている紙をタッチパネルディスプレイ上に置くことで,紙の内側にアプリケーションが表示される.ユーザはインタフェースの内側に表示された情報を直接タッチすることでアプリケーションを操作することができる.導電性インクによって複数の導電部を印刷することで,静電容量式タッチパネル上でマルチタッチを発生させ,インタフェース位置の認識,識別を行う.導電部同士を繋ぐ線を極力細く印刷することで,任意の箇所でのみタッチイベントを発生させることを可能とした.



Publications

  1. 加藤 邦拓, 宮下 芳明. 紙窓: カード内領域を独立したタッチパネルディスプレイのように扱うイン タフェース. ヒューマンインタフェース学会論文誌, Vol.17, No.3, 「ディスプレイ再考」特集, pp.245--254, (2015). PDF

  2. 加藤 邦拓, 宮下 芳明. 導電性インク複合機を用いたマルチタッチパターン生成手法. 情報処理学会研究報告 ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), Vol.2014-HCI-157(29), pp.1–6, (2014). [発表動画] [Link] [PDF]

  3. 加藤 邦拓, 宮下 芳明. 紙窓: そこに置くだけで操作可能なカードインタフェース. 第21回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ (WISS 2013) 論文集, pp.163-164, (2013). [PDF]