金彩回路
金彩回路
金彩技法を用いた陶磁器表面への回路作成手法を報告する.本手法では金液を用いて,皿 や器といった市販の陶磁器表面に任意形状のパターンを施す.金液を乾燥させた後に,陶芸窯を用いて焼成することで磁器の表面上にパターンを定着させる.定着したパターンは導電性を持ち,マイコンを接続することでセンサや配線として機能させることができる.本稿では,金彩技法を用いた回路作成によって実装したタッチセンサ,および電気味覚提示用酒器の 2 種類の応用例を実装した.また予備実験として実施した,マーカーペン式の金液を用いて作成した回路トレースの抵抗率の計測についても報告する.
坂田 亮一, 吉松 駿平, 星川 あすか, 加藤 邦拓. 金彩技法を用いた陶磁器表面への回路作成. インタラクション 2025 論文集, 3B-48★, pp.1221–1225, (2025). 【プレミアム発表】【インタラクティブ発表賞 (一般投票)】[Link] [PDF] [Video]